わたしの体験談

Sさん34歳

仕事をしながら、将来子供を持ちたいと考え
30歳の時に結婚。
その後、思ったタイミングですぐには妊娠できず、
妊活や不妊治療を経て、妊娠・出産を経験した1児の母。

Q1.

いつ頃から、子供を持つということを意識し始めましたか?

Sさん

物心付いたときから、いつか子供を産むんだろうなと漠然と思っていました。25歳前後で友人の中で出産する子も増え始めましたが、自分としてはまだ仕事もあるし、結婚もしていないし、産むのは30〜32歳くらいかなと思っていました。28歳の頃に今の夫と付き合い1年経った頃、今後子供を産むのなら結婚するつもりの人と付き合わなきゃなと思い、彼の意思を確認しました。そのときに彼も子供がほしいということを話してくれて、お互い認識は同じだったので、その後30歳で結婚しました。具体的に子供を持つことを意識し始めたのはこの頃からだと思います。
結婚式の席次表に記載するプロフィール欄で「子供は何人ほしい?」という項目があったのですが、夫は一姫二太郎と具体的に書いており、将来を考えてくれていることを嬉しく感じたことを覚えています。私は姉妹2人だったこともあり、2人ほしいと書きましたね。

Q2.

妊娠・出産に関して、事前の知識はどの程度あったと思いますか?

Sさん

事前知識はかなり少なかったと思います。
まず妊娠については、子供がほしいと思ったらすぐできるものだと思っていました。しかし私の場合、なかなか妊娠することができず、ネットで妊活情報を収集するようになってから妊娠に関する知識を身に付けるようになりました。たとえばTwitterの妊活をしている人のアカウントでは、病院の情報や妊活中のリアルな声を知ることができて参考になりました。また不妊専門のクリニックで先生から話を聞いたり、クリニックの資料を読んだりして知識を深めるようになりました。親や友人とは話しづらかったり、みんなが同じ状況ではないので、自分に合った情報はネットなどで収集することが多かったですね。サイトによっては曖昧な情報や疑わしい内容もあるので、正しい情報かどうかはよく確認しつつ、制度に関する情報などは国の公式サイトなどを確認するようにして、使い分けていました。
また、出産については、妊娠中もほとんど調べておらず、まあなんとかなると思ってしまい、ほぼ知識がありませんでした。おかげで、いざ出産のときは、「えー!こんな痛いのー!?」と驚いてしまいました・・・。

Q3.

パートナーとはどのように妊娠・出産に関する認識をすり合わせていきましたか?

Sさん

子供がほしいという夫の意思は結婚前に確認していたので、その認識はお互い合致していました。しかし妊活中は、自分と夫の知識量の差に少しストレスを感じてしまうこともありました。あとから思えば、夫なりに情報を集めていたと思うのですが、私がかなりネット検索魔になっていたので、つい自分の情報量と比べてしまっていたんだと思います。
その後は私から、参考になるサイトを伝えるなど、夫と情報を共有するように心がけました。妊娠中も妊娠に関することを理解しておいてほしかったので、随時情報発信してくれる妊娠記録アプリをインストールしてもらったり、妊娠のことをわかりやすくまとめた漫画を読んでもらったりしました。また、病院の健診にも付いてきてもらい、先生の話を一緒に聞いてもらったりもしました。同じツールや同じシーンで情報を共有することで、お互いの情報の差もなくなり、その後の話もしやすくなると思います。

Q4.

妊娠・出産を通して、価値観やライフプランに変化はありましたか?

Sさん

私は、一度稽留流産してしまっているので、ライフプランは大きく変わりました。その時はもちろん悲しい気持ちもありましたが、周りに気持ちが伝播してネガティブな方向に行かないよう、なるべく明るく前向きでいることを心がけました。気持ちを強く持って、計画通りにいかなくてもしょうがないな、と思うようになりました。その後、再び子供を授かり34歳で第一子を産みました。結婚した頃は32歳までには産みたいと思っていたので、当初の計画からは変わりましたね。また、子供は2人ほしいと思っていましたが、ほしければ絶対できるわけではないので人数にこだわってはいけないなとも感じました。そもそも妊娠することも、そのあと無事に生まれて来てくれることも、決して当たり前のことではありません。子供を授かること自体奇跡のような事なんだと今は思っています。
また妊娠・出産を通じて夫との絆が深まったように感じます。思っていた以上に、夫は妊娠・出産に関わることにも協力的で、妊娠しなければ気付けなかった夫の一面も見ることができました。経験してみて、出産は想像以上に尊いものだと感じ、改めて母親ってすごい、女性ってすごいと思っています。

Q5.

これから妊娠・出産を考えている人に伝えたいことがあればお聞かせください。

Sさん

個人差はありますが、妊娠はしようと思ってすぐできないこともあります。また妊娠しやすい年齢があることを考えると、遅くならないうちに自分の身体のチェックをすることも大事です。より選択肢を増やすためにも、早いうちに具体的な妊娠・出産のプランを考えておくことが大事だと感じます。
また、なかなかセンシティブな話題で抵抗がある人もいるかもしれませんが、パートナーと語り合うことが重要です。自分の口で詳細まで伝えるのは難しいですが、手軽に読める漫画やパンフレットであれば、相手も読みやすいでしょうし、こちらも渡しやすいですよね。妊娠・出産自体をするのは女性ですが、男性も自分のこととして考えることが、お互いにとっていいことかな、と思います。